松涛にて

この時期になると、10月の誕生日パーティのネタ企画を開始する。そんな「企画ミーティング」というのを無理やりこじつけて、前から行きたかったフレンチに挑戦する。シェ松尾 松涛レストラン。昨年の誕生日に、シェ松尾 青山レストランに行ったのも記憶に新しいのだが、やっぱり極めつけはこちらでしょ。渋谷 松涛の超高級住宅地にひっそりたたずむフレンチの老舗。今何かと話題の皇太子妃雅子様も、ご成婚の5日前に食事にこられたとか。今でも、その「雅子チェアー」は健在で、威厳を放っていた。
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われらのテーブル担当のソムリエさんが、とっても「こなれた」お世辞のうまい人で、かなり優雅な気分になる。お料理の説明等も、ひとつひとつ懇切丁寧に行われていき、フレンチの奥の深さにあらためて感動する。

かつては英国大使が住んでいた家だそうで、そのお庭といい、絵画のコレクション(雪舟とか)といい、あまりにも自然に「ほんもの」が組み込まれている。そこにいる人物さえも、優雅極まりなく引き立たせてくれる、誠にお上品な空間と、「サービス」だ。4時間あまりも滞在し、気がつけば、私達のみ・・・。帰り際に、ハウスツアー役と、「カメラマン」役を快く引き受けてくれた、ソムリエさん。ありがとうございました。最後に、マネージャーが、「ここは、癖になるレストランですよ。」とさりげなく(でも嫌味なく)残して言った。そりゃ、そうでしょう・・・。いたるところで、無理もなく完璧な箱、そして、自然体の接客、日本人の口にあった、胃もたれのないさっぱりめのフレンチ。何かの記念日には、絶対また行こうっと。そんな散財できないわー、という人にもランチなら!中途半端な話題性だけのレストランのディナーよりも何百倍もお薦め♪

by mikisnet | 2006-08-19 17:22 | 食事全般  

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