嫌われ松子の一生

映画で話題になったこの作品、ひょんなことから本を購入するにいたり、本日は読書にふけってみる。一言でいって、男なしではいきていけない弱い女の激しい一生。超優等生ライフから国語教師時代のレイプ・セクハラ、盗難事件、風俗女王、ダメ男に貢ぎ、騙され、殺人、覚せい剤・・・軸がない行き方・・・運命といってしまうと聞こえがよいが、その「場当たり的な」ものに固執・執着してしまう、一途な女。とはいえ、女ってどこかでそんな翻弄人生、転落人生への「発火装置」を持っているのかも・・・そんな中でも情熱の火をともし、生きていく女。一昔前の時代の女松子と、あきらめていた夢を取り戻し、強い意志をもって去っていく現代の女、明日香との対照が心に残る。

by mikisnet | 2006-09-16 23:30 |  

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