「型」の力を抜いて・・・。

国の内外を問わず、おもてなしに、マニュアルは無い。TPOによって、もてなされるほうの趣味や、相対的な立場、時間軸などの関係によって、対応もかなり変わる。ホテルやレストランのサービスとも異なり、「とりあえず、これ」といったものはなかなか無い。ビジネスと、ビジネスカジュアルと、それ以外と、遊びと、の分け方(崩すときは崩す、みたいな)もちょっとしたコミュニケーションのTipsとなる。

そんな中で、実にマニュアルに頼りすぎる人が多い。日本文化には「型」があって、それが美しいとされる。そんな日本文化を少しでも知っている海外の人は、逆に必要以上にその「型」「プロトコル」を期待してくる感もある。で、日本人側もそういわれると、「こう応えなきゃ」みたいな心理になってきて、自分の頭の中の「マニュアル」を探す。無い、でも、それっぽいマニュアルをどこからか仕入れる。それで、変な「型」が出来る。といったような悪い循環になってしまう。

「一般」論は、こうだけど、「私は」こう思う。TPOにあわせて、そう柔らかく宣言できる、それがツボだと思う、今日この頃。

by mikisnet | 2007-11-13 14:49 | 日本文化  

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