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邂逅(かいこう)とは

邂逅(かいこう)。小学生時代に、とある人からもらった記事の切抜きに記載されていたこの2文字。国語辞書には、「偶然の出会い」と定義されているのが多いようだ。当時から「人との出会い」に偶然以上のものを感じる癖のあった私にとって、そのエッセイ記事は衝撃だったのを覚えている。それ以来、私の人生・価値観を包括的に表現するものとして、大切にしまってきた言葉でもある。

漠然と何かをイメージしている自分に、ふっと「それ」が舞い降りてくる瞬間がある。その偶然性に歓喜し、「運命」ではないかと心を躍らせ、興奮を覚える。とある詩人の詩集「邂逅」の書評でこんな解説をみつけた。まさしく、この思い。
「単純に願って求めて得られるものでない、ふしぎな巡り合わせ、目に見えぬもののはからいに依る思いがけない出会い、どんなにひそやかであれ大胆であれ、その出会いによって命が熱を帯びる尊さ…。」

私にとっての「それ」は、大抵、「人」によって運ばれてきた。その人にそのタイミングで出会ったことが、偶然とはいえないような不思議な感覚。何かが弾けて、つながる瞬間。またそれが創り出すエネルギーを謳歌・尊重していくことで、次の「偶然」に準備する。今から思えば、「一期一会」の精神というものと同義なんだろうな。また、(恋愛であれ、友情であれ、たまたま隣に並んでいた人であれ、)人と会うこと、その人を受け入れることは、結局は、自分を知ることである、と最近は思う。最後は自分との対話であり、対峙である。ダイヤモンドのカット数が増えると、その発色と輝きに深みが増すように、「邂逅」というツールと衝撃をもって、自分のカット面を増やし、研磨していく。人に優しく、自分に厳しく。「この人とのこの瞬間には意味がある」、と思いながら、生きていきたい。そんな思いを込めて、ブログのタイトルにしてみたのだ。

by mikisnet | 2007-02-02 18:54 | 邂逅(かいこう)とは