パクり文化

一般に、「日本人には想像力がない」という西欧での評価。「猿真似文化」と皮肉られることも。当然、異論反論は容易にできるだろうし、私もどちらかというと反対派。しかし、「えー、それはどうみても完全なパクリ(盗み)だろう!」と突っ込みをいれたくなるケースがある。個人的な事情からだが、実はかなり憤慨している。笑)それは・・・



ピーチジョン
という下着通信販売メーカーの「プレゼンテーション&イメージング」。厳密な裏事情は知りえないので言及できないが、全般的にどうみてもアメリカの「Vicroria's Secret」のパクリだろう。例えば、①イメージカラーのPINK、BLACKの使い方②メインモデルの表情、しぐさ、ポーズ③店舗でショッピングしたときの紙袋のデザイン、その包み紙、④WEBの構成等。

ビジネスそのものは、若い世代のニーズを汲み取り、瞬くまに大ヒットして、ワコール王国だった下着業界を脅かしたのだから、賞賛に値する。私も下着選びに苦労してきているので、ずっと目をつけていた。が、ここ数年明らかに「VS化」が目立ち、VSユーザを長くやっている私としては、なんか腑に落ちない。スターバックスと、エクセシオール。GAPとユニクロ。生立ちは違えど、だんだん似てくる現象は否めない。良いものは取り入れればいいじゃない、それはそうだ。しかし、一歩外からみてみると、所詮それは「パクリ」以外の何物でもなくなってしまう。良いものは積極的に取り入れて、それをベースに精査する。それはそれで賢い生き方(サバイバル)なんだろうけどね・・・。

ちなみに、Vicroria's Secretの日本進出にはずっと興味があり、実際にマーケット検討をした人達とも会ったことがある。当時は「サイズの問題、下着へのイメージ、セクシーすぎる」等の問題で投資対効果が満たなかったとか。中国市場も含めて今考えれば、クリアされるかも。でも確かに、アジア圏にとってはコンセプトがセクシー&アダルトすぎるのかな。そこがいいのに。笑)

by mikisnet | 2007-01-23 17:14 | ひとりごと  

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