女の実態

洋の東西を問わず、「女」にとって、常に意識せざるを得ないものは「女の生き方」では無いだろうか。「女」としての自分、自分以外の「女」、こうなりたくない「女」、憧れの「女性像」等。そして、その彼女たちの実態や素顔。ま、男と女しかいない世の中だから、そのうち自分が属するものの特性に興味を持つのは珍しくもなんともないのだが・・・。

というわけで、おすすめの本をここで2冊。私は、ここ数年、カテゴリの似通った3~4冊くらいの本を並列して読むことをしているのだが、今回はこの2冊で読んでみたのがまた非常に興味深かったというわけだ。

①日本女性の実態:ヤマトナデシコからイエローキャブまで(木村 夕貴子・山名 愛 著)
ヒラリーとライス アメリカを動かす女たちの素顔(PHP研究所)

特に①は日英両記なので、かなり使える。自分ではなんとなく認識していた「日本女性像」を日本人以外の人向けにやさしくまとめて整理した本。若干旧い版なので、その先を追加してもらいたいくらい。エッセンスや変遷がわかりやすく整理されていて、ガイジンにもお奨めしてほしい。

一方、②は今をときめく米国人キャリアウーマンの代表格。その二人の違いと共通点を比較しながら自分の生き方のヒントを見出すのも面白いが、①の日本女性の視点から比較すると、また違った面白みを見出せる。女性はその文化や社会、価値観の鏡とも言われる。教育と実力で環境を変えられる、「競争社会」に生きる女たちと、その国に半ば支配されて急遽「自由」を手にいれた反面、さまざまな葛藤にもだえる国の女たち。両方とも是非目を通してもらいたい本。貸し出しOKなので、連絡下さいね♪

by mikisnet | 2007-03-24 19:04 |  

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