偽善エコロジー

エコ、エコフレンドリー、環境にやさしい・・・など、グリーン関連がある種のブームだ。自慢するものではないが、私はどっちかというと、かなり懐疑的。もともと現実主義すぎるのと、あまのじゃくなところもあいまって、エコがエゴに見えてしかたなかった。エコ、エコといってる人ほど、そんな自分が好き、みたいな。ベジタリアンが他人にまでその主張を押し付けるのと似ている。

もちろん、エネルギー問題は根が深い。資源は有限だから、必要以上の浪費はもってのほか。ただ、マーケティングバズワードとして利用されているエコに、そしてそのエゴに振り回されるのだけは納得いかない。

そんな中で、私の疑問と懐疑心をサポートするかのごとく、興味深い本が売れているとのことだ。その名も「偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する」武田 邦彦 (著)

七夕の今日、北海道洞爺湖サミットがはじまり、環境問題が大きな議論のテーマにもなっている。そう、この手の問題は国と経済と国際関係マターなのだ。個人のゴミ分別なんていってるレベルの話じゃない。がんばってもらいたい。

私はこの本を読みながら、まだ見ぬ遠い将来の若い織女とひこ星が、本当の意味でグリーンな環境で出会っていることに願いをかけることにしよう。

by mikisnet | 2008-07-07 16:13 |  

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